オーニングのある暮らし
オーニング(Awning)という言葉の由来は、英語で直訳すると「日よけ」「雨よけ」という意味です。
日本では、建物の外側に設置して、ひざしを調整したり、
雨をよけたりする機能をもつ可動式テントをオーニングと呼んでいます。
電動・手動タイプがあり、電動の場合は手元操作ができるリモコンスイッチや、風や光の強さにあわせて自動的に動かすセンサーを設置することもあります。
外部日射遮蔽による外断熱だから…
太陽熱を自在にコントロール。
ほとんどのオーニングは角度や出幅を調節でき太陽光を自在にコントロールできます。季節や時間によって変化する太陽光の角度は、真夏の昼間は真上から。冬昼間でも斜めに日が射してきます。この太陽光の角度の違いに合わせて、オーニングの角度や出幅を調節し、季節に応じた温度調節ができます。

抜群の省エネ効果。
夏の冷房費用が1/3になります。
室内で遮光するカーテンやブラインドなどは、太陽熱がいったん室内に入ってしまうため、外断熱と比べると省エネ効果は低くなります。オーニングは外断熱なので、冷房費を約33%に抑えることができます。

クーラー病対策。
エアコンの冷気で体が冷え、肩こりや腰痛などのクーラー病に悩む人々が増えています。冷房過多は「ストレス」をもたらし、疲れを増大させる原因になるとも言われています。オーニングで日陰をつくり外気を取り込むことで、自然に近い温度環境へ改善でき、クーラー病を防ぐことができます。夏から秋の強烈な日射熱を大幅にカットし、室内の温度上昇を防ぎ、窓を開けての自然換気ができるからです。エアコン使用率も極力控えることができるので、クーラー病や夏カゼ対策に有効です。

風が通る心地よい空間をつくります。
高気密な現代の住宅では、湿気やダニ、ホルムアルデヒドなどの有害物質が、室内に残ってしまいます。オーニングがつくる日陰の涼しい空気を窓を開けて取り入れることで、室内の有害物質を排出し、クリーンで快適な空間をつくることができます。

紫外線対策
年々、地球上のオゾン層が破壊され、地上に到達する有害な紫外線が増えています。この有害紫外線は皮膚ガンや白内障など人体に悪影響を及ぼすため、できるだけ直射日光にさらされない生活をすごしたいものです。オーニングは直射日光をさえぎることによって、この有害紫外線から身を守り、また大切なカーテンや家具、畳などの色焼けも防ぐことができます。紫外線を強力にカットするため、美容(美白)、健康(皮膚ガン予防)にも最適です。

周囲からの視線をさえぎるから…
現代は、マンションの上層階や隣の2階・3階からの視線など、上からの視線が気になる時代です。オーニングは、太陽光を遮ると同時に、上からの視線も遮りますので、視線を気にしてカーテンやブラインドを使うことなく、開放的に暮らすことができます。
設置場所と用途について
戸建住宅
ウッドデッキやテラスに設置されたり、西日対策として小窓に設置されています。

集合住宅
ビル・マンション
マンションの窓・バルコニー・ベランダに設置されたり、ビルの屋上に設置されています。

店舗
スペースの拡大を目的に設置されたり、お店の看板・目印としても効果的に使われています。

学校
幼稚園等・教育施設
遊技場、プール等に設置され、強いひざしからデリケートな子供の肌を守ります。

病院
医療・福祉医療
病室の窓に設置され、冷房病・省エネ対策として有効活用されています。

工場・倉庫
西日対策や荷卸し場や車寄せ場に設置され、荷物が雨にぬれるのを防ぎます。

公園・公共施設
競技場、児童公園、喫煙ゾーン等に設置され、快適な憩いの場を創造しています。
